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曳航索の強度は、グライダー側の立場と曳航機側の立場では異なる。曳航索が強すぎると、どんなときに危険になるかを、3−89図に示した。これらの場合には、操縦不能になるし、離脱もできないので、曳航索は切れてしまったほうが安全である。したがって、できるだけ弱い索のほうが望ましい結果となる。しかし、あまり弱い索だと索切れの危険があるので、だいたい滑空機の自重に近い破断強度の索が採用されている。アメリカでもオーストラリアでも、同じような考えで500kg程度の合繊索を使用している。イギリスでは、3−89図の(a)や(b)のように、つり上げられたときの自然離脱装置を採用しているところもある。

 

ロープの継ぎ方
紙い索と太い索の継ぐときには、3−90図の の方法がよい。特に細い索の場合には、必ず相手に2本が巻きつくようにする。
シンブルを使用したときは、AやBの部分が摩耗しやすく、切れやすいので、ビニールテープのようなもので、テーピングする。他の方法で継いでも、結び目などの突出している部分には、テーピングが必要である。

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